金型撥水加工

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離型性メカニズム

トリアジンチオールの撥水性を活用

被膜構成

トリアジンチオール(硫黄化合物)は金属と反応しやすく、多機能で安定な物質であることが知られています。
そこでトリアジンチオールを金型表面に真空蒸着させて剥離しにくい被膜をつくり、その撥水性を離型性に活用したのが本技術です。膜厚が0.05~0.1u程度にできるため、従来の離型剤に比べ一桁精度の高い金型成型も可能となります。

成膜基板 金属(鉄、アルミニウム、ニッケル、SUS等)、ガラス
機能性 高い接触角(110°以上)を示し、一年以上の機能保持(耐候性試験により実証済)
金型での成形適応材質 エラストマー射出成型、プラスチック射出成型、ゴム成型
その他の効果 汚れを付着させないため金型の腐食を防止

[離型金型被膜加工] この撥水力が、生産力アップのポイントです。

水滴による撥水力実証